メタン漏洩検知の米Insight M、Zeitviewにより買収

Photo: Insight M

メタン検知技術を取り込み事業拡大

インフラ点検・資産分析を手がける米Zeitviewは2月12日、メタン漏洩検知を専門とするInsight Mの買収を発表した。買収額などの財務条件は明らかにしていない。今回の統合により、Zeitviewは従来の風力・太陽光など再生可能エネルギーや電力インフラ向けサービスに加え、石油・ガス分野に本格参入する。両社の技術を融合し、投資対効果(ROI)を重視したメタン検知と資産インテリジェンスを包括的に提供する体制を整える。

航空センサーで排出源を高精度特定

Insight Mは航空機搭載センサーと独自のデータ解析技術を活用し、油田やパイプラインなど広域施設からのメタン排出を高精度で特定してきた。検知結果をもとに修繕の優先順位付けや経済損失の推計を行い、迅速な是正措置につなげる点が強みとされる。メタンは二酸化炭素よりも温室効果が高いとされ、各国で規制が強化される中、排出の可視化と削減は石油・ガス業界の喫緊の課題となっている。

統合プラットフォームで環境対応と収益性両立

Zeitviewはこれまでドローンや航空データ、AI解析を通じて重要インフラの点検効率化を進めてきた。今回の買収により、設備の視覚検査から排出量分析、改善提案までを一体化したプラットフォームを構築する。なお、同社にはMorgan Stanley Investment Managementなどが出資しており、エネルギー分野での成長戦略を後押しする。環境規制への対応と事業収益の確保を同時に実現する手段として、今後の展開が注目される。

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